コラム

雨漏り修理の費用相場は?原因や業者を選ぶポイントを解説!

雨漏り修理の費用相場は?原因や業者を選ぶポイントを解説!

雨漏り修理費用は、発生する箇所や原因によって変動します。雨漏りを放置すると被害が大きくなり、修理費用が高くなる可能性があるので、早めに修理業者に依頼しましょう。

本記事では、雨漏り修理費用の相場や雨漏りの原因をご紹介します。そのほか、自分で雨漏り修理はできるか、修理業者を選ぶ際のポイントもお伝えするので、雨漏りが発生して何からすべきかわからない方や緊急時に備えたい方は、ぜひ参考にしてください。

雨漏り修理は業者に依頼するのがおすすめ

雨漏り修理の費用相場は?原因や業者を選ぶポイントを解説!【雨漏り修理は業者に依頼するのがおすすめ】

雨漏り修理は、雨漏りしている箇所によっては屋根に上らなければいけないので、専門業者に依頼するのがおすすめです。自分で修理しようとすると、正しく修理できなかったり、怪我の危険性があります。

雨漏りの修理では、しっかり原因を突き止めて、劣化箇所の程度や状況によって修理方法を探る必要性があります。外壁や屋根だけではなく屋内に原因があるケースもあり、専門家による原因追究が必要になるでしょう。

また、雨漏りの被害が小さくても、放置すると被害が拡大するおそれがあります。早めに対応してもらうことで、被害を抑えられるだけではなく、修理費用も安く済むメリットがあります。

業者が来る頃には、雨漏りが止まっているケースがあるでしょう。雨漏り箇所を正しく伝えられるように、雨漏り時に写真を撮っておくことがおすすめです。状況を正しく伝えられれば、スムーズに原因を特定できたり、被害規模を把握できたりするでしょう。

雨漏りの修理費用は?

雨漏りの修理費用は、原因や被害の規模などによって大きく変動します。1万円~5万円で済むケースがあれば、200万円~300万円以上かかるケースもあるので、まずは相場を確認しておきましょう。

ここでは、屋根と外壁で雨漏りが起きた場合の修理費用の相場をご紹介します。

屋根の雨漏り修理費用

屋根の雨漏りは、経年劣化や台風などの被害が原因で起こる可能性が高いです。屋根材やシーリングが外れかけている、屋根材が破損して穴が空いているなど、状況によってかかる修理費用が変わってきます。

屋根の雨漏り修理費用の相場は、シーリング補修が1棟1.5万円~5万円ほど、漆喰の補修が4万円~30万円ほど、棟板金の交換が4万円~20万円ほど、谷樋の撤去や交換が5万円~20万円ほどです。

また、屋根材のずれを修理したり差し替えたりすると5千円~5万円ほど、ルーフィングや下地の補修・張り替えは5万円~30万円ほど、屋根全体を交換すると80万円~200万円ほどかかります。

そのほか、足場の設置・解体代や諸費用などが別途で必要になるケースがあります。雨漏りの原因が複数あれば、その分修理費用は高くなるでしょう。

もともと施工不良で雨漏りが生じているときは、屋根全体を交換しなければいけない可能性があります。経年劣化以外にも、屋根全体の交換が必要なケースがあるので、施工内容に関する書類などがあれば用意しておくとよいでしょう。

外壁の雨漏り修理費用

外壁の雨漏りは、ひび割れやシーリングの劣化が原因で発生するケースがあります。雨水が室内に侵入すれば、外壁以外に内装も修理しなければいけない場合があるので、その分修理費用が高くなります。

外壁の雨漏り修理費用の相場は、シーリングやひび割れ補修が2万円~20万円ほど、シーリングの打ち替えが10万円~50万円ほどです。これらは部分的に補修する場合にかかる修理費用で、1箇所や2箇所でしか雨漏りしていない場合の参考にするとよいでしょう。

また、外壁塗装や張り替えで雨漏りを解決するケースがあります。30坪の住宅の場合、外壁塗装が50万円~180万円ほど、重ね張りが100万円~200万円ほど、張り替えが150万円~280万円ほどが相場です。

外壁塗装で使用する塗料によって、費用が変動します。外壁全体の劣化が原因で雨漏りが発生している場合は、重ね張りや張り替えが必要になるので、修理費用が高額になる傾向にあります。

雨漏りの原因は?

雨漏りは、さまざまな原因で起こる可能性があり、発生箇所によって適切な方法で修理することが大切です。ここでは、雨漏りが発生する原因を7つご紹介します。

屋根の経年劣化

屋根は、雨や風に直接さらされる箇所なので、経年劣化により雨漏りが発生しやすいです。屋根材が金属製であれば、雨風でサビが生じて穴が空き、雨漏りの原因になるケースがあります。

サビが拡大すると、屋根材の補修のみでは対応できず、屋根材を交換しなければいけません。経年劣化のスピードは立地条件や天候などによって異なりますが、雨漏りを防ぐためには定期的に塗装したり補修したりなど、メンテナンスを行う必要があります。

屋根のひび割れ・ずれ

屋根のひび割れやずれが原因で、雨漏りが発生するおそれがあります。屋根材の種類によっては、台風や地震などでものが落下してきたり飛んできたりすると、屋根が破損してしまうでしょう。

大きな災害が起こらなくても、軽量の屋根材なら風でずれたり、車が通過するときの揺れでずれたりするケースがあります。雨漏りをきっかけに、屋根のひび割れやずれに気づく場合があるので、雨漏りを未然に防ぐためにも定期点検の実施が大切です。

外壁のひび割れ

外壁のひび割れは、隙間から雨水が侵入して、室内にも影響を及ぼす可能性があります。外壁は地震や経年劣化などが原因でひび割れが生じるケースがあり、5mm以上の割れ目があると雨水が侵入しやすいです。

屋根と同じく、外壁も雨風に直接さらされる箇所なので、劣化状況を定期的にチェックする必要があります。外壁は直接目で確認しやすいので、日頃から自分の目でチェックし、ひび割れを発見したときに業者に相談してみるとよいでしょう。

外壁のシーリングの劣化

外壁のシーリングは、外壁材の継ぎ目として使用されるものであり、劣化すると雨水が侵入して雨漏りが発生する可能性があります。屋根材自体の耐久性が高くても、シーリングにひび割れが生じると、雨漏りの被害を受けてしまいます。

外壁のシーリングの劣化により雨漏りを防ぐには、定期点検を行い必要に応じて打ち替えるのがポイントです。雨漏り被害が拡大してからの修理費用よりも、シーリングの打ち替えなどのメンテナンス費用のほうが安く済む可能性が高いです。

ベランダのひび割れ

ベランダは、紫外線や雨風に直接さらされるので、ひび割れが生じて雨漏りにつながるおそれがあります。劣化が進むと、防水機能が低下するので、雨水が侵入しやすいです。

劣化のほか、施工不良が原因でひび割れが生じる場合もあります。ベランダのひび割れから侵入した雨水は、建物の内部をつたって、想定外の場所で雨漏りが発生するケースがあります。

ベランダの排水ドレンの劣化

ベランダの排水ドレンは、金属製のものがほとんどなので、雨風にさらされてサビが生じやすいです。サビにより腐食が進むと、雨漏りの原因になる可能性があります。そのほか、ゴミが詰まって腐食が進むケースもあるので、こまめに掃除することが大切です。

窓のシーリングの劣化

窓やサッシ周りは、外壁とつなげるためのシーリングが施されています。窓のシーリングが劣化すると、隙間が生じて雨水が侵入してしまうおそれがあります。窓が多い住宅や築年数が古い住宅では、窓のシーリングの劣化が原因で雨漏りが生じる可能性が高いです。

また、天窓のシーリングが劣化すると、屋根に上ってシーリングを補修しなければいけません。足場を組まなくてはいけないケースがあるので、通常のシーリング補修と比べて、修理費用が高くなる可能性があるでしょう。

雨漏り修理はDIY可能?

雨漏り箇所や程度によっては、自分で直せる可能性はあります。しかし、正しく対処しなければ再発するおそれがあります。DIYで修理したほうが費用を抑えられるイメージがありますが、再発するとその分修理費用がかさんでしまうでしょう。

雨漏り修理は、知識や技術が求められ、しっかり原因を追究することが重要です。雨漏りが発生している箇所だけではなく、元となる原因を特定して対処しなければ、雨が降るたびに雨漏りが起きてしまいます。

専門知識や技術を持っている業者に依頼すれば、原因の特定から修理まで任せられます。業者が到着するまでの間は、バケツやタオルなどを使って応急処置を行っておくとよいでしょう。

また、屋根の劣化が原因で雨漏りが生じていれば、足場を組んで上る必要があります。自分で直そうとすると、屋根への上り下りで怪我したり落下したりするおそれがあります。安全面を考慮して、業者への依頼がおすすめです。

雨漏り修理業者を選ぶポイントは?

雨漏りが発生したとき、どの業者に依頼すべきか迷う方もいるでしょう。焦らず自分に合った業者を選ぶためには、事前にポイントを押さえておくことが大切です。ここでは、雨漏り修理業者を選ぶポイントを4つご紹介します。

点検・調査をしっかり行っている

安心して雨漏り修理を依頼するためには、点検や調査をしっかり行ってくれる業者を選ぶことがポイントです。雨漏り修理は、原因を特定して再発を防ぐのが重要なので、点検や調査に力を入れているか確認しましょう。

点検や調査が十分に行われず見当違いの箇所を修理しても、雨漏りを放置している状況に変わりありません。再発するころには被害が拡大しているおそれがあり、雨漏り以外のトラブルにつながってしまいます。

点検や調査時は、晴れていて雨漏りの原因が特定しにくいケースがあるでしょう。その場合でも適切に対応してもらうために、散水試験などを行っているか、点検内容や方法を確認しておくことがポイントです。

また、雨漏りの修理業者のなかには、無料点検・調査に対応しているところがあります。雨漏りの原因特定のためだけではなく、今後雨漏りが発生するおそれがある箇所も事前に見つけてくれる場合があります。

地元に近い

雨漏りは急に発生するケースが多いので、すぐに対応してもらうために地元に近い業者を選ぶことがポイントです。依頼してからすぐに駆けつけてくれるので、雨漏りの被害が拡大する前に対応してもらえます。

地域密着型の雨漏り修理業者なら、親しみやすさや安心感があるでしょう。小さな悩みも相談しやすいので、今後の関係の構築を考慮すると、些細なトラブルも依頼できる地元の業者がおすすめです。

地元の業者を探すときは、ホームページなどで対応エリアをチェックしましょう。広い範囲で対応している業者だと、現場まで駆けつけるのに時間がかかる場合があります。そのため、メインとなる対応エリアを確認するとよいでしょう。

また、地元の業者なら、現場までの距離が短いので、出張費がかからず修理費用を安く抑えられる可能性があります。修理費用を抑えたい方は、自宅から近い業者に依頼するのもおすすめです。

専門の資格を持っている

雨漏りの修理には、専門知識や技術が必要です。適切に対応してもらうために、雨漏り修理に関する専門の資格を持っている業者に依頼するとよいでしょう。

雨漏り修理に関する資格には、建築板金基幹技能者や雨漏り検診士があります。建築板金基幹技能者は、屋根や外壁に関する知識を豊富に培っており、雨漏りの原因特定から修理まで安心して任せられます。

雨漏り検診士は、雨漏り修理の実績や経験が豊富であることを示す資格です。雨漏りに特化した資格なので、正しい処置をしてもらえるだけではなく、修理後にトラブルが起きても、すぐに対応してくれるでしょう。

アフターフォローが充実している

完全に雨漏りを阻止できるとは限らないので、万が一のトラブルに備えて、アフターフォローが充実している業者がおすすめです。修理実績が豊富な業者でも、雨漏りが再発したり複数の原因を特定できなかったりするケースがあります。

アフターフォローが充実している業者は、特定期間中に不具合が発生すれば、無料で対応してくれます。再修理でかかる費用を省けるだけではなく、再調査により原因の特定につながるでしょう。

ただし、雨漏り修理業者のなかには、無料でアフターフォローすると謳いながら、実際には有料で対応する悪徳業者もあります。記載どおりのアフターフォローなのか、口コミや評判などをチェックして見極めることがポイントです。

塗鈑瓦屋は、職人による専門診断と自社施工を行っています。お住まいの雨漏りに関するお悩みは、ぜひ塗鈑瓦屋にご相談ください。

まとめ

雨漏りは、屋根や外壁の劣化、シーリングの劣化、ベランダのひび割れなど、さまざまな原因で発生するおそれがあります。適切な方法で修理するには、しっかり点検や調査を行い、原因を特定することが重要です。

雨漏り修理を依頼するときは、地元に近くアフターフォローが充実している業者がおすすめです。今後の雨漏りのリスクを低減するために、雨漏り修理に関する知識を有している業者に依頼しましょう。

塗鈑瓦屋では、遮断性能や耐久性に優れた塗料を扱っています。サビが発生しにくい屋根に仕上げられるので、雨漏りを防ぎたい方や費用対効果の高さを重視する方は、ぜひ塗鈑瓦屋にお問い合わせください。